エデュLINEは、最初から「習い事教室向けのSaaSを作ろう」という構想があって生まれたサービスではありません。きっかけは、開発者の大学時代の友人が経営するテニススクールの、ごく個人的な相談でした。
きっかけは、友人からの一本の相談
その友人は、個人でテニススクールを経営していました。生徒とのやり取りは全て、すでに使っていたLINE公式アカウント上で行っていましたが、欠席や振替の連絡が増えるにつれて、その管理がどんどん負担になっていったそうです。「このスクールの運営を、システムで何とか楽にできないか」——エンジニアである友人(現在のエデュLINEの開発者)に相談が来たのが、すべての始まりでした。
すでに使っている「LINE公式アカウント」に目をつけた
新しいアプリを作って生徒に入れてもらうのは、個人経営のスクールにとって現実的ではありません。そこで着目したのが、スクールがすでに運用していたLINE公式アカウントでした。欠席連絡や振替連絡を、LINEの機能の範囲でどうにか自動化できないか検討したところ、LINEの公式な仕組み(Messaging API)を使えば、似たような自動応答サービスを実現している例がすでにあることが分かり、技術的に実現可能だという見通しが立ちました。
一部の会員から始めて、やがて全会員へ
実際に作り始めると、公式LINEアカウントとの連携は想像以上にスムーズにいきました。最初は一部の会員だけで試験的に運用していましたが、特に大きな問題も起きず、次第に全会員へと利用を広げていくことができました。
開発の中で見えてきた、意外な効果
使ってみて初めて分かったのは、単に「欠席連絡が楽になる」だけではない効果でした。
- 月あたりどれくらいの欠席が発生しているかをシステムで把握できるようになり、それがそのまま振替人数の調整につながった
- 休講が発生した際の一斉連絡もスムーズにできるようになった
- 生徒・保護者にとっては、普段使っているLINE公式アカウントでのやり取りをそのまま継続できる(新しい連絡手段を覚える必要がない)
個人事業主だからこそ、必要とされる機能があった
そのテニススクールには、兄弟姉妹で通う家族会員も少なくありませんでした。個人経営の教室ではよくあることですが、いざシステム化しようとすると、家族単位でまとめて管理できるかどうかが地味に重要なポイントになります。この点も含めてうまく機能したことで、「このスクールのために作った仕組みが、実は同じ悩みを抱える他の個人事業主の教室にもそのまま使えるのではないか」という発想につながり、今のエデュLINEという形になっていきました。
一つの教室の「困った」から始まったサービスだからこそ、機能を増やすときも常に「実際の教室運営で本当に必要か」を基準にしています。今後もその軸は変えずに、教室運営を楽にする機能を増やしていく予定です。